ビジネス実務法務検定試験とは、日本商工会議所が実施する検定試験です。
ビジネス実務法務検定試験を学習することにより、ビジネスに不可欠のコンプライアンス(法令遵守)
能力を身につけることができ、自己の業務を法的にチェックし、問題点を解決出来るスキルが養われます。
詳しくは、日本商工会議所ビジネス実務法務検定試験のページへ
(「ビジネス実務法務検定試験」は日本商工会議所の登録商標です)
私がビジネス実務法務検定試験の講師を務めていた経験から、参考になる書籍をご案内します。
日本商工会議所著の3級公式テキスト。 今までのビジネス実務法務検定試験の過去問を見てみると、このテキストからほとんどが出題されているようです。 少し高めですが、ビジネス実務法務検定試験合格の最短距離として、この本は買った方が良いと思います。 |
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同じく日本商工会議所著の2級公式テキスト。 4410円と少し高めですが、3級のテキストと同様、過去問をみるとほとんどこのテキストから出題されているようです。 余裕があったら、3級と共に併願してして受検されることをお勧めします。ビジネス実務法務検定試験の3級と2級の差は、出題される範囲がほぼ同じで、出題される深さ(詳しさ)の違いです。2級を勉強さるとは自ずと3級の学習も深まります。 |
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「ビジネス実務法務検定試験3級問題集」 公式テキストに沿い、章毎に問題が構成されている。 解説には、公式テキスト該当ページが記載されており、公式テキストとの併用は効果的だと思います。 過去3年間の試験問題も掲載されており(解説も充実)、試験直前の対策にはとても有用です。 |
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↓以前のテキストのビジネス実務法務検定試験過去問に応じた重要出題ポイントです
直近テキストの記載内容は変更されているのでご参考程度でお願いします。(__)
章 | ページ | 項目 | ポイント |
1章 | 10〜11 | V 私法の原理 | 4つの原理の意味。 |
15、17〜19 | 15Pの図、法律の分類 | 分類(〜法、〜法の比較)。 | |
2章 | 24〜27 | T権利義務の主体 | 権利能力、意思能力、行為能力、制限能力者などの意味。 |
27〜32 | 30Pの図を中心に | 30Pの図の言葉の意味を(〜法人)の意味の違い。 | |
36〜37 | (4)商業登記には〜 | 善意、悪意、第三者、故意、過失などの意味。 | |
43〜47 | W代理制度 | 本人、代理人、相手方、任意代理、法定代理、顕名、無権代理、表見代理の意味を理解する。難しいので、問題を解きながら、おおまかな理解で良い。 | |
49〜51 | T会社の種類 | 合名会社、合資会社、有限会社は、「直接責任か間接責任か」「無限責任か有限責任か」など。 | |
51〜60 | U株式会社 | 52Pの図の理解(本文を見ながら)、株式会社の機関(54Pの図を見ながら)の理解。難しいので、過去問の理解程度で良い。 | |
3章 | 68〜69 | 4契約はどのように〜 | 双務、片務、有償、無償、諾成、要物契約の言葉の理解。 |
75〜77 | (3)意思表示は〜 | ア意思の欠缺、イ瑕疵ある意思表示の言葉の意味の理解。過去問の理解程度で良い。 | |
84〜88 | (4)債務不履行責任は〜 | 履行遅滞、履行不能、不完全履行を中心にして、過去問を理解する程度で良い。 | |
109〜117 | W 不法行為責任 | 109Pの@〜Dの要件を中心に、該当テキスト上の太字の言葉を理解し、過去問を理解できるようにする。 | |
118〜132 | 第2節 手形と小切手 | 配点が低いところなので、太字の言葉の大まかな理解程度で良い。 | |
4章 | 148〜151 | 第1節 法人の財産〜 | 不動産、動産の対抗要件の違いなど。 |
5章 | 170〜171 | 2 債権はどのような〜 | |
172〜174 | 3 消滅時効とは〜 | 出題が多いので、範囲を熟読した上で、過去問、問題をできるだけやっておくこと | |
177〜179 | V 債権の担保 | 人的担保と物的担保の違い、人的担保の中の保証と連帯保証の違いなど | |
179〜183 | 4 物的担保は何故〜 | 法定担保物権(留置権、先取特権)、約定担保物権(質権、抵当権)の言葉の理解。特に抵当権は、過去問を多く解く | |
6章 | 192〜194 | 1 企業の行為は〜 | 独占禁止法で禁止されている三つの禁止行為の言葉。 |
202〜205 | 8 どのような〜 | 著作権、特許権、商標権、実用新案権、意匠権の言葉の意味と特徴。 | |
7章 | 212〜227 | 第1節 従業員の雇用と〜 | 基本的には太字のところの意味の理解程度、他に出てくる数字も理解すると良い。 |
8章 | 238〜240 | 離婚の部分 | 離婚の種類、結婚届と離婚届の違い。 |
243〜245 | 第2節 相続 | 相続人の範囲と相続分について。過去問を解きながら相続分を計算できるようにする。 | |
246〜249 | (2)相続人に関して〜 | 相続の承認・放棄、遺留分の意味。 |